RC、打ち放しコンクリートの壁ができるまで
打ち放しコンクリートの壁が出来るまでを実際の現場写真でご説明します。
■STEP:1
スラブ(基礎もしくは床になる水平面)の上にまず壁の片側の枠を立てます。

無垢板(杉板)仕上の場合、型枠の内側に更に杉板を貼っていきます。
今見えている面がコンクリートの仕上面になるので、材料選びや貼り方は慎重に行ないます。

■STEP:2
次に鉄筋の施工です。鉄筋の太さ、ピッチ(間隔)などは構造計算によって指示されています。
指示通りであるかどうか設計者立会いの元、検査をしていきます。
鉄筋とは別に壁から棒状のものが出ているのがわかりますか・・・?
白く見えるのがプラスチックコーン(Pコン)、間の棒がセパレーターです。
型枠の間隔=壁の厚みを保つための金物です。

打ち放しの場合、Pコンの跡や型枠合板の継ぎ目が表れますので、サッシなどの開口部や柱などを考慮して割付を決めていきます。
打ち放し仕上における一番のこだわりどころです。
■STEP:3
反対側の型枠を立てます。
大量のコンクリートの圧力に耐えられるよう、スチールパイプや金物を使ってがっちりと固定していきます。

上から見たところ。
セパレーターの上にある四角い箱はスイッチボックスです。

■STEP:4
いよいよコンクリート打設です。
隅々までコンクリートが行き渡るようにバイブレーターと呼ばれる機械で振動をかけたり、外から型枠を叩いたりしていきます。
(型枠をたたくのはコンクリート内の気泡を追い出して密度を高める為です。)
たくさんの職人さんがこの作業に携わっています。
コンクリートに埋設されてしまう配管類の確認のために設備屋さん・電気屋さんも立ち会います。
またコンクリートの圧力で型枠がゆがんでいないかチェックをし、ゆがみが少しでも出ればその場で調整していきます。

■STEP:5
コンクリートが固まるといよいよ型枠を外していきます。
コンクリート面にちょぼちょぼと出ているのPコンです。型枠が外れればお役ごめんということで、簡単に取れます。

Pコンが取れた穴です。セパレーターはコンクリートと一緒に固まってしまったので、取れません。

ここに化粧のためにモルタルを詰めて打ち放し壁の出来上がり!
ここでオマケの情報です。
この不要になってしまった(?)Pコン跡を利用するこんなものがあります。

これは誰でも簡単に取り付けることが出来ます。(すでにモルタルで穴埋めされていても、モルタルは簡単に取り除けます)
建築家の横河健氏のデザインで、氏のインテリアショップ shop-B で販売しています(当社でもお取り扱いできます!)
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